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コロナ禍で風邪を引かないための効果的な漢方薬:症状別の選び方
2024.1.26
3年間にわたるコロナ禍を経験し、日常生活が徐々に戻ってきています。しかし、コロナウイルスとインフルエンザの流行は依然として続いています。
このような時期に風邪をひかないようにするために、効果的な漢方薬を知っておくことは重要です。
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『漢方薬と風邪の種類』
- 風邪に対する漢方療法は、症状に合わせて異なる種類の漢方薬を使用します。代表的な漢方薬に「葛根湯」があります。
これは「風寒邪」という種類の風邪に用いられる薬で、ぞくぞくする寒気や首周辺のこわばり、水っぽい鼻水などの症状が特徴です。
葛根湯は体を温め、発汗を促して病邪を排出し、風邪の症状を緩和します。
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『風熱邪の対処法』
- 一方で、「風熱邪」の風邪には「銀翹解毒散」が有効です。
風熱邪の症状には喉の痛みやほてり、ぼーっとする感じ、鼻づまりや粘っこい鼻水などがあります。
こういった症状では体を冷やすことで楽になります。間違って葛根湯を使用すると症状が悪化することもありますので、寒熱の見極めが重要です。
『風熱邪の風邪に使う漢方薬について』へリンク→
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『寒熱夾雑型の風邪』
- 現実には、寒気と同時に喉の痛みを感じるなど、寒熱夾雑型の風邪も存在します。
この場合、寒熱どちらの症状が強いかを判断し、適切な漢方薬を選択します。
例えば、体を温める「桂枝湯」や「麻黄湯」と体を冷ます「駆風解毒湯」を適宜組み合わせることがあります。
『風寒邪の風邪に使う漢方薬について』へリンク→
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『家庭での対応』
- 家庭の常備薬として、これらの漢方薬を揃えておくことをおすすめします。
早期の適切な対処は風邪の症状を悪化させずに済ませることができます。
例えば、葛根湯や桂枝湯、麻黄湯は体を温める効果があり、銀翹解毒散や駆風解毒湯は体を冷ます効果が期待できます。
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『まとめ』
- 風邪はその種類によって適切な漢方薬が異なります。自分の症状を正確に理解し、最適な漢方薬を選ぶことが大切です。
また、漢方薬の選択に迷った場合は、専門家に相談することを忘れずにしましょう。
- 『風熱邪の風邪に使う漢方薬について』へリンク→
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長峯 友恵 NAGAMINE TOMOE
多くの方にご自身の自然治癒力で良くなるお手伝いができるように、漢方や養生でサポートしていきたいと思います。
薬剤師・国際中医専門員 統合医療生殖学会子宝カウンセラー / 薬膳アドバイザー / 皮膚細胞活性促進研究会認定カウンセラー / 可視総合光線療法研修終了 / 東京・山梨伝統生薬研究会所属 / 多摩中医薬研究会所属 / 統合医療生殖学会所属
この記事のライター
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nagare
ご相談までの流れ
どうぞお気軽にご相談ください!
当薬局では、お客様との対話を通して、一人一人の体質や生活習慣に合った漢方・健康養生法をご提案いたします。
※病院のお薬をご利用中の方はお薬手帳をお持ちください。
ステップ1
カウンセリング
お困りの症状を始め、お体の体調・体質など丁寧にお伺いします。
(初めてのご相談は30分~1時間程度)
ステップ2
漢方薬の調合
お伺いした体調・体質に合わせて薬草から調合します。
当薬局の煎じ薬はすべて手作りです。
(煎じ薬が苦手な方のために、粉薬や錠剤もございます。)
ステップ3
服用方法や養生法の説明
漢方薬の煎じ方、服用方法から普段の養生など、一人一人に合わせて説明いたします。
ステップ4
サポート
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飲み始めやご体調が不安定な方などは、こちらからも体調確認のお電話をさせていただくこともございます。
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