
好き嫌いはダメ!という言葉は、最近はご法度になりました。
ですが、子供が好きなものしか食べていなかったらどうなるでしょうか?
それは、栄養バランスは取れていますか?お菓子やジュース、菓子パン、ピザやパスタなど炭水化物ばかり食べていたら・・・。
身体の発育だけではなく、脳の発育にも栄養が必要なのはご存じでしょうか?
脳が栄養不足になると、イライラしやすい、うつっぽい、無気力、集中力が続かない、神経過敏、味覚や聴覚異常など、神経・精神に関わる様々な悪影響があります。
脳の発達の一番初めは、妊娠期です。
お母さんの栄養状態が悪いと、胎生期に脳が発達せず、頭蓋骨が小さくなります。妊娠中は水銀など重金属による悪影響を避けるため、魚の摂取を控える方もいらっしゃるかと思いますが、統計では魚を食べていた妊婦さんの赤ちゃんの方が、IQが高いという統計データもあります。
また、離乳食はおかゆからスタートすることが多いですが、ただのおかゆでは栄養失調になってしまいます。離乳期から便秘したり夜泣きがひどくなったり、という経験はないでしょうか?それは栄養が足りなくなっているからなのです。
大きくなってもおねしょが良くならない子も、栄養が足りなくて抗利尿ホルモンが正常に作れない可能性があります。おねしょに効果がある漢方もありますが、栄養補給だけで良くなってしまう子もいらっしゃいます。
脳は25歳くらいまで発達すると考えられています。高校受験や大学受験を控えたお子さんに、脳に必要な栄養素を摂ってもらうだけでも、成績が良くなるかもしれません。
栄養とは、カロリーと異なります。ビタミンやミネラルなど代謝を担う酵素やタンパク質の原料となるものです。ですので、太っていることは栄養が取れている証拠になりません。むしろ糖質や炭水化物に偏った食事が肥満になります。
そもそも栄養不足が原因で、食物のおいしさが感じられず、偏食になっているお子さんもいますので、どのような栄養を優先して摂れば良いか分からない場合は、お気軽にご相談ください。
冬になると、極端に湿度が下がって、肌が乾燥しやすくなります。
肌の乾燥を漢方的に考えると、血不足、津液不足、瘀血などの原因が考えられます。
分かりやすく言うと、肌へ栄養が通ってない原因ということになります。
血不足の体質では、髪が細い、抜けやすい、爪が薄い、割れやすい、舌の色が薄い、瞼の裏が白っぽいなどの症状も当てはまる方が多いです。
津液不足では、目や鼻など粘膜が乾燥しやすい、便が硬い、口の渇きなどが見られます。津液不足が進むと、陰虚という体質になり、不快なほてりが出ることもあります。
瘀血の場合は、シミやくすみが目立つ、肩こり、生理痛、静脈瘤など血行不良の症状が伴います。
どれか一つだけに当てはまるというより、いくつかの体質が合わさっていることが多いです。
また、乾燥がひどい方は漢方薬を服用するだけではなく、ビタミンの摂取やお手入れにも工夫が必要です。
洗いすぎで乾燥がひどくなったり、また保湿に良いと思って、自然なバリア機能である角質層を破壊してしまうオイルやクリームを使っているケースも少なくありません。
角質層が壊れると、細胞の水分が蒸発してしまいますので、角質層の結合を破壊しない保湿剤を使うことが重要です。
こだま堂では、総合的に判断するためにカウンセリングの時間を設けています。ただの乾燥肌と思わずに、一緒に改善の道を見つけていきしょう!
2026年1月の臨時休業です。
両店舗共に6日(火)までお正月休みになります。
聖蹟桜ヶ丘店:なし
府中店:18日(日)
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。
※スケジュールはインスタグラムでも確認できます。
2025年12月の臨時休業です。
聖蹟桜ヶ丘店・府中店共に、8日(月)、14日(日)、15日(月)は臨時休業です。
また、11日(木)は、両店舗ともに14時からの営業となりますので、ご注意ください。
また、年末年始のお休みは29日(月)~2026年1月6日(火)までとなります。
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

自宅で安全に簡単にできる温灸器の紹介です。
こちらの温灸器は桐の木をくりぬいてできたもので、中に温灸剤をセットして火をつけて使用します。
皮膚に直接置くお灸と違い、間接的にもぐさの熱を浸透させるものなので、耳や頭など普通のお灸では温めにくい部位にも当てることができます。
1回の温灸材で約30分ご利用できます。また、腰やお腹には手ぶらで温灸ができるベルトをご利用ください。
毛が燃えることもないので、ペットの温灸にご利用の方も多いです。
ご興味ある方は、店内にて体験もできますので、ぜひお気軽にお試しください。
追加の温灸剤も販売しております。
足がつるといえば、良く効く漢方薬に「芍薬甘草湯」があります。
これはシンプルに「芍薬」と「甘草」2種類の生薬からできている漢方薬で、非常に効果があることで知られています。
しかし、医療用の芍薬甘草湯は甘草の量が多いので、長く続けていると甘草の副作用である「偽アルドステロン症」が起こりやすいので注意が必要です。
芍薬甘草湯は、筋肉の緊張を緩める働きがあるので、足がつる症状の他、腹痛や生理痛、寝違え、ぎっくり腰などの症状の緩和に用いることもできます。筋肉とは関係ない頭痛には効果はありません。
足がつる原因としては、①マグネシウム不足、②脱水、③筋肉疲労、④血行不良などがあります。
マグネシウムは不足しやすいミネラルで、にがりを料理に使ったり、飲み物に入れたりすることで補充出来ます。にがりの塩分が気になる場合は、塩分を取り除いたものもありますので、そういったものでご利用ください。
脱水は、単純に水分の摂取不足だけではなく、体内でタンパク質を合成する代謝機能が衰えている場合も脱水になりやすくなります。タンパク質はアミノ酸がつながってできている構造ですが、アミノ酸がつながるときに水ができるからです。
その場合は、タンパク質・アミノ酸を摂取すると同時に、代謝を良くするためのビタミン・ミネラルが必要になります。
筋肉疲労は、疲労物質である活性酸素や、ミトコンドリアのエネルギー産生が滞ると代謝が悪くなることで、疲労しやすくなります。
足の静脈が目立つ方静脈瘤の方は、足がつりやすい方が多いですが、瘀血という体質になります。
総合的に説明すると、足がつる症状を根本から改善するには、栄養を取って血行を良くすることが重要になります。
妊娠中に良い漢方薬もあれば、気をつけて使わなければならない漢方薬もあります。
例えば、下剤です。これは漢方薬に限らず、市販薬も注意が必要です。
妊娠中は便秘になりやすいのですが、強い下剤を使うと腸の収縮と共に子宮筋にも収縮が起こり、出血や流産が起こりやすくなる可能性があります。妊娠前から下剤を使っていた方は、身体が慣れているので、問題になりませんが、妊娠中に初めて使う場合は腸神経への刺激の弱いものや、神経を刺激せずに便を柔らかくするものから始めた方が無難です。
次に気をつける漢方薬は、作用が強い活血薬・理気薬です。
作用の強さに応じて、注意して使うもの、使ってはいけないものがあります。妊娠中は、胎児をお腹の中に留めておくので、強い活血薬・理気薬では胎動不安を起こす可能性があります。しかし、活血薬は必ずしも禁忌ではなく、瘀血体質で胎児に新しい血を届けるために必要な場合もあります。
子宮筋腫や内膜症、何度も流産を繰り返す不育症の方などでは、妊娠中にも血流を良くするために活血薬を使うことがあります。
血流を良くする漢方薬の中には、子宮収縮を促す作用の薬草もあるので、その働きを利用して稽留流産の排出を促すために用いられることもあります。
正しく漢方薬を理解してお役立てください。
冬に向けて乾燥が気になる季節になりましたね。
アトピー性皮膚炎にとって、湿度が低くなると乾燥肌がひどくなり、辛い時期でもあります。
かゆみが増して寝ている間に肌を掻き壊して血が出てしまう方も少なくありません。
ステロイドを塗ったり、ヒルドイドで保湿してもなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
外からの保湿やケアも大切ですが、かゆみや炎症はからだの中から起こってきますので、漢方で中からケアしていくことも大切です。
掻き壊して出血がある場合、皮膚の深部から炎症が起こっている場合があります。
その場合、初めに今困っているかゆみや炎症を抑える漢方薬で症状を和らげ、その後、皮膚の深部から皮膚の表面のバリア機能を整えて体質を改善していく漢方薬を服用していきます。生地黄、黄耆、牡丹皮、当帰などが配合された漢方薬がよく使用されます。皮膚の症状は、とても敏感ですので、個人の状態により配合される生薬は異なります。その人の状態に合わせて漢方薬のきめ細かい調節が必要です。
漢方薬は、治療中のアトピーのお薬とも併用可能です。
ひどくなる前に少しでも早めに対処して、少しでも快適にこの冬を過ごせるようにしましょう。
病院でいろいろ検査して、特に異常は見つからないけれど、なかなか妊娠できない。
体調も悪いところはないけれど、妊娠しない。
そのような相談も少なくありません。
病院の検査では異常が見られない場合でも、中医学的に見ていくと、からだのバランスが崩れていることが良くあります。
漢方は、西洋医学的には異常が見られない場合でも、未病という考え方があり、からだのバランスをとても重要視します。
血の量、血の巡り、気の量、気の巡り、水のバランス、肝のバランス、脾の働き、腎(子宮、卵巣)の働きなど、様々な方面から体のバランスを考えて漢方薬を選定調合していきます。
基礎体温表を付けている方は、基礎体温のバランスも参考にしていきます。
まずは体全体のバランスを見極めて、整えていくことが、妊娠を希望する方にとって、とても大切です。
10月、ブヨに刺されてしまい、腕がパンパンに腫れてしまいました。初めて刺されましたが、まるで蜂に刺されたかのように大きく腫れたので、驚きました。
そこで、効果を見るのに良い機会だと思い、光線治療をしてみることにしました。
毎日寝る前に30~40分、患部に当てます。距離は熱くない程度で近距離(コウケントーの網から10センチくらい)で行いました。カーボンははじめだけ3001-3002を使いましたが、あとは家にあった切れ端の組み合わせなので、決まったものではありません。
2日目くらいまではわずかに痛痒いような感じがありましたが、3日目にはなくなり、5日で腫れもかゆみも一切無くなりましたので、治療を終了しました。
通常、ブヨに刺された場合、完治するのにかなり時間がかかるようです。
光線治療の光には、血行を良くする、炎症物質を分解するなどの働きがありますので、今回の虫刺されにも有効だったと考えられます。
ビフォーアフターの写真を撮っておけばよかったのですが、忘れてしまったのでお見せすることができず、残念です。
また余談ではありますが、ブヨに刺されて時間が経過してからポイズンリムーバーを使ったところ、吸引したところだけが異常に腫れて悪化したので、刺された直後に使えなければ、触らずに放置した方がよさそうです。
よろしければご参考にしてみてください。