
2025.11.20
足がつるといえば、良く効く漢方薬に「芍薬甘草湯」があります。
これはシンプルに「芍薬」と「甘草」2種類の生薬からできている漢方薬で、非常に効果があることで知られています。
しかし、医療用の芍薬甘草湯は甘草の量が多いので、長く続けていると甘草の副作用である「偽アルドステロン症」が起こりやすいので注意が必要です。
芍薬甘草湯は、筋肉の緊張を緩める働きがあるので、足がつる症状の他、腹痛や生理痛、寝違え、ぎっくり腰などの症状の緩和に用いることもできます。筋肉とは関係ない頭痛には効果はありません。
足がつる原因としては、①マグネシウム不足、②脱水、③筋肉疲労、④血行不良などがあります。
マグネシウムは不足しやすいミネラルで、にがりを料理に使ったり、飲み物に入れたりすることで補充出来ます。にがりの塩分が気になる場合は、塩分を取り除いたものもありますので、そういったものでご利用ください。
脱水は、単純に水分の摂取不足だけではなく、体内でタンパク質を合成する代謝機能が衰えている場合も脱水になりやすくなります。タンパク質はアミノ酸がつながってできている構造ですが、アミノ酸がつながるときに水ができるからです。
その場合は、タンパク質・アミノ酸を摂取すると同時に、代謝を良くするためのビタミン・ミネラルが必要になります。
筋肉疲労は、疲労物質である活性酸素や、ミトコンドリアのエネルギー産生が滞ると代謝が悪くなることで、疲労しやすくなります。
足の静脈が目立つ方静脈瘤の方は、足がつりやすい方が多いですが、瘀血という体質になります。
総合的に説明すると、足がつる症状を根本から改善するには、栄養を取って血行を良くすることが重要になります。
nagare
ご相談までの流れ
当薬局では、お客様との対話を通して、一人一人の体質や生活習慣に合った漢方・健康養生法をご提案いたします。
※病院のお薬をご利用中の方はお薬手帳をお持ちください。
yoyaku
ご予約
まずはお気軽にお電話ください。
WEB予約はコチラからまずはお気軽にお電話ください。
WEB予約はコチラから