2025.10.11
様々な栄養素の中で、ビタミンCは最も良く耳にする栄養素のひとつです。
ですが、肌に良い、抗酸化作用がある、不足すると出血しやすくなる・・・というくらいの役割でしか知られていないのではないでしょうか?
ほとんどの動物は、肝臓でグルコースからビタミンCを生合成することができますが、人間、サル、モルモットなど一部の動物は進化の過程でビタミンCを作る酵素「グロノラクトンオキシダーゼ」を失ってしまい、作ることができなくなってしまいました。
自分で作れなくなってしまった人間は、食物から摂取するしかありませんが、ビタミンCは加工する過程で失われやすく、また鮮度が落ちた野菜や果物では含有量が少なくなってしまいます。
自然の中で生きていたときは、食べ物を見つけたらその場で食べますから新鮮ですが、現代は冷蔵庫の中で何日も保存できるので、その分失われる栄養素は多くなります。
ビタミンCは、コラーゲンを生成する酵素の補酵素として働きますが、コラーゲンは美肌の為だけではなく、血管や骨、軟骨組織などを支えるタンパク質です。
なんとなく飲んでいるだけではビタミンCの良さはあまり分かりませんが、栄養療法で推奨される多めの量を続けると数週間程度でも良い変化を感じられる場合があります。
特に上記のコラーゲンが多い組織の老化や異常を感じる方は、良い変化を感じやすいようです。
しかし、体内では様々な栄養素が必要とされていますので、生活習慣を見直して足りなさそうな栄養素は組み合わせて補充してください。
当薬局では、お客様との対話を通して、一人一人の体質や生活習慣に合った漢方・健康養生法をご提案いたします。
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