
2026.3.13
春は芽吹きの季節です。
東洋医学の五行論(木・火・土・金・水)で説明してみましょう。春は「木」に属します。
「木」には、成長(芽が出て、枝が伸びる)、発散(内にこもっていた力が外へ向かう)、柔軟(しなやかに曲がり、折れにくい)、上昇(エネルギーが上へと向かう)という性質があり、春の自然の動きと重なります。そして、五臓の「肝」も「木」に属しますので、この性質を併せ持つとされています。
この性質が強く発現してしまうと「肝」に関わる身体の失調が起こりやすくなります。例えば、上昇のエネルギーは気が高ぶりやすくなり、睡眠の質が悪くなる、不眠症になりやすいというご相談は、春に多くなります。
上昇のエネルギーによって、鳥や動物たちは繁殖の準備に入り始めます。春に変質者が増えるのは、人間も生殖のエネルギーが高まってしまうからかもしれません。
また、めまいの相談も増える時期ですが、これも「木」が春の強い風に揺られることで、肝の気が不安定になり、起こりやすいと考えられているのです。
なんだかこじつけのようにも感じるかもしれませんが、病気の流行りが実際に当てはまってしまうのは不思議です。
さて、そんな春に体調良く過ごすためにはどのようにしたらよいでしょうか?
肝の気が高ぶりやすくなるので、気を上昇させやすい食べ物は減らしてみましょう。例えば、トウガラシのような辛いもの、カフェイン飲料など興奮させやすいものです。体力が十分ある人がむやみに滋養強壮剤を飲むのも良くありません。気が高ぶると、イライラしたり、眠れなくなったり、のぼせやすいなどの症状が出やすくなるからです。
高ぶった気を降ろすには、漢方なら牡蠣殻の牡蛎を使いますが、食材ならアサリやシジミなど、殻付きの貝のおみそ汁などが良いでしょう。
酸っぱいものは肝の正常な働きを助けるとされています。酸っぱいかんきつ類や酢の物などオススメです。
めまいの症状がある方に気をつけていただきたいのは、風に当たることです。風が強い日は外出を避けていただくか、ニット帽などを深くかぶって頭や耳に風が直接当たらないようにしてください。風にあたるだけでめまいがひどくなります。これは自分自身でも実感したことなので、漢方の考えに納得でした。
養生では治まらない症状は、体質に合った漢方薬を使ってひどくならないうちに改善しましょう。
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