漢方的に考える神経症
神経症は、気持ちのせいやただ単にストレスが原因というわけではありません。
例えば、気の巡りが悪くなると、イライラしたり、胸が詰まって苦しい、ノドに違和感があるなどの症状が起こりやすくなりますし、心血が不足すると、不安や不眠症を起こしやすくなります。寝不足が続くと、血を養うことができずに血虚になり、ストレスでいつも考え事をしている状態は、脳のエネルギー不足を起こし、気血不足の原因になります。
ストレスは邪気になりますので、ありすぎるのは良くないですが、多かれ少なかれ誰にでもあるものですし、乗り越えて自信に繋がることもあります。
体質に弱い部分があると、そこから体調や神経症状に影響してくるのです。
不眠症
最も多い神経症が不眠症で、国民の5人に1人が何らかの原因でよく眠れていないと考えられています。
一時的な不眠でしたら、頓服で眠りを助ける漢方薬がありますし、体質から改善しながら、眠れるようにしていくこともできます。
うつ・不安障害
国民病とも言われるようになり、患者数が急激に増えています。
漢方では、気を補って元気をつけたり、安神作用のある薬草を使ったりすることで改善していきます。病院のお薬を服用しながらでも漢方薬を飲むことができます。
一つ注意して頂きたいのは、あなたのうつは、本当にうつ病でしょうか?うつ病と間違えられやすい病気・体質に、貧血、甲状腺機能低下症などがありますし、もともと服用していたお薬の副作用の場合もあります。
うつかどうか、正しく診断してもらうことも大切です。
自律神経失調症
ストレスを感じると身体の具合が悪くなったり、特にストレスがあるとも思っていないのだけれど、原因不明の体調不良が続いている場合、自律神経の乱れがあると考えます。
漢方薬は、気になる不調と精神面を合わせて治療していきます。
その他
統合失調症、PMS、パニック発作、動悸、梅核気、イライラする、落ち着けない、チック症、おねしょ、子供の夜泣き・・・など、漢方薬が手助けできることがあります。
お気軽にご相談くださいませ。